2017年12月11日
  • 日々観た展覧会や関連書籍の批評をしていきます。

★大自然のダイナミズム!北野謙「光を集めるプロジェクト」

MEM gallery(恵比寿)の北野謙「光を集めるプロジェクト」2017年11月25日(土) – 12月24日(日)を見てきました。

入居するNADiff A/P/A/R/Tは先日改装が行われ、一階エントランスに案内図が追加されました。3階のMEMギャラリーの他に地下と2階がギャラリーで、1階は都内最大規模のアート専門ブックショップです。

 

北野さんは野外に数か月カメラを設置し、長時間露光で太陽の軌跡を視覚化する表現知られます。他のシリーズも露光時間の調整で個性的なものが多いです。

長時間露光といえば佐藤時啓さんの作品が知られています。佐藤さんも長時間露光に加え、本人が光源を持ってカメラの前を動き回ることで、SFめいた作品が完成します。

 

この佐藤さんに比べると、北野さんの作品は地味ですが、実物を見ると、圧倒的なスケールを感じます。

山梨県北社市清里

映っている光の帯は太陽の軌跡とのことですが、見た目は星の動きのように見えます。自然を写真に撮るのは色んな方法がありますが、これは自然界のダイナミズムを直感的に感じることができる、優れた手法です。

兵庫県尼崎市

作品名が場所と撮った期間のみで表記されているのもクールです。

東京都中野区

同じ手法なのになぜか見ていて飽きません。

東京都文京区

同じように見えて、北野さんが約半年後の作品の完成図を予測してカメラを仕掛けていることが分かります。全体がぼやけているのも佐藤さんとの違いです。

 

北野さんはこの展覧会と同時に埼玉県立近代美術館でも展示を行っており、こちらは作品だけでなくその手法に注目した展示になっているそうです。こちらも合わせて観に行くつもりです。

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