➀1999年、②2000年~2002年、③2003年~2006年、のに続いて、村田真さんの「アートのみかた」に沿って、過去の展覧会を振り返ってきたいと思います。
板橋区立美術館で古沢岩美展。これはすごい。ダリの絵が薄っぺらく見えます。
日本ホームズ住宅展示場でThe House ー現代アートの住み心地ー。モデルハウス内での展示です。北川純のファスナー彫刻は床に穴開いてますけど、これ込みで家買うんですかね?
恵比寿のNADiff A/P/A/R/Tのこけら落とし展。Chim↑Pomによる「日本のアートは10年おくれている」。これはすごい。新装オープンなのにゴミ屋敷に水溜りと早くも廃墟化してます。
ホテルTポイントの横谷奈歩 「静かな結末・共有する秘密」2年かけてホテルの一室を改造したそうです。
DIC川村記念美術館でモーリス・ルイス展。カンヴァスを傾けて絵の具を流す手法で知られますが、このときアトリエも再現したらしいです。
広島市現代美術館で蔡國強展。単なる火薬アートと思ってましたが、床に水をたたえた空間インスタレーションには興味あります。
BankART Studio NYKで原口典之展。柳幸典の時も思いましたが、この空間現代アートにいいですね。日本では未だにホワイトキューブがもてはやされてますが。
アラタニウラノで西野達展。天井が落ちてきてたり、街灯が展示室を貫通してたり。目 (現代芸術活動チーム)もそうですが、こういうアーティストがインパクトを維持するのは大変だと思います。そういう意味でも注目です。
兵庫県立近代美術館のLINK-しなやかな
原美術館でヤン・フードン―将軍的微笑ー巨大なテーブルに饗宴の映像が投影されます。原美術館の従来のイメージをいい意味で破壊しています。
10年間通してみると美術館ごとのキャラみたいなものが見えてくるのが面白いですね。トリエンナーレなどが始まった時期とも重なり、現代美術が大きく動いた時期でもありました。