青山のスパイラルで開催中の「窓学展」(2017/9/28-10/9)を見てきました。
建築家を中心に窓の多様性を追及する「窓学」の展覧会です。建築好き以外にも広く一般の人に訴えたいということで、金沢21世紀美術館のスイミングプールで有名なレアンドロ・エルリッヒをはじめ、芸術家、写真家などを巻き込んで超豪華メンバーで挑んだのですが・・・
入口の脇にはホンマタカシの作品を展示。ル・コルビュジェのラ・トゥーレットをまるごとピンホールカメラの箱にして撮影したそうです。
窓の描写を分析するために漫画が大量においてあって、おおっと一瞬思ったのですが、
目玉展示のエルリッヒの作品は彼独自のユーモアはあまり感じませんでした。
展示の什器が窓を高度に再現してたり、美しくまとめているのですが、やはり頭のいい人たちばかり集まって作ったきれいな展覧会という印象はぬぐえないです。ルイス・カーンやコルビジェなど既に良いとされているものに寄りかかってる感もあります。ということでナンコレ度は★
ただ展覧会を見終わって帰るときに振り返ってみると、スパイラルって色んな窓を使ってるなーって、改めて思いました。
特に階段の踊り場に設置された椅子はいつ見ても人が座って読書やパソコンで仕事に勤しんでいます。
僕は槇文彦氏の建築の良さがいまいち分からないのですが、この建築デザインに利用する人ごと取り込むする感じはいいですね。