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建築図鑑44 駅もアルプス化?「小淵沢駅」

清春芸術村の最寄り駅、小淵沢駅が改装してました。

設計は北川原温氏。地元の長野県出身の建築家で、この近くの中村キース・へリング美術館も設計してます。

 

小淵沢駅はJR中央線と小海線の乗換駅です。小海線は国内で最も高いところを走る電車で観光地化してますが、ここの駅はもともとフツーの田舎の駅でした。

特徴的なのは茶色の外装と逆ハの字型に開いた窓。これは周りの八ヶ岳や南アルプスなどの山々をデザイン化したものでしょう。

改装前になかった展望台。この辺りの鉄道はどこも山と山の間を走っているため、どこも周りは山だらけの景色を楽しめます。

内装は材木を多用しています。また中から見てもはやり巨大な窓が特徴です。

これも改装前になかったギャラリー兼休憩室。他にも1階にはお土産屋など各種ショップが増設されています。

石垣やバス停など駅前の空間も一新されています。ただし駅周辺のシャッター通り化はますます進行しており、こちらは止められなかった様子。

ホーム側は改装してないので、改札部分と全く違う仕上げになってしまってます。

観光地化を目指してまずは駅前からということでしょうが、やはり最低限の交通インフラがないと厳しいのかなという印象です。

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