今年も2019年の展覧会を振り返ってみました。
従来から名建築(実際には建ってないので名プランと呼ぶべきか)と言われている作品がほとんどでしたが、荒川修作の超大型模型など、見ごたえのある作品もありました。
アートと見なされないものにスポットを当てる貴重な試みでした。
無料展ですが、分量も十二分。
以前からちょこちょこしか見れなかったボルタンスキーがいっぺんに見れたのは良かったです。
ただ近作は抽象的、概念的になっており、やや不満です。
自然、文学、哲学などあらゆるものをどん欲に吸収する作家の展覧会。
膨大な情報から吟味された展示が濃厚でした。
劇の内容が難解でしかも公演の機会が限られているので、活動が俯瞰できる機会は貴重です。
内容の濃さは特質すべきものがあります。
今年は似たコンセプトの企画展もありましたが、へそまがりというキーワードからこちらに軍配が上がりました。
子供のためという切り口だと普段とまったく違う俎上に上るのが興味深かったです。
単なるコレクション展ではなく、予算がない美術館の苦闘が分かる、大変勉強になる展覧会でもありました。
分量が圧倒的で見切れないほどでした。
アーカイブ系が充実していた一方、新しい切り口で作品を集める展覧会もヒットが多く、結果的に辺りが多い年になりました。