2017年12月11日
  • 日々観た展覧会や関連書籍の批評をしていきます。

★祝!!25周年!!「ドザえもん」展

eitoeiko(神楽坂)の「ドザえもん」展(2017年12/2-12/23)を見てきました。

神楽坂駅から約10分。閑静な住宅街に完全に埋もれた  、自宅を改造したと思われるギャラリーです。

チラシも六本木の「ドラえもん展」のパロディです。

ドザえもんは岡本光博さんの代表作です。形を変えながらかれこれもう誕生から25年です。

写真は最初期の琵琶湖での展示風景です。このときのゴム風船性のドザえもんは紛失したそうです。ドザだけあって失踪が多いです。写真もアナログです。

岡本光博さんはパロディというより、著作権そのものに挑む表現を続けており、あらゆる作品は版元に許可を取ったことはないそうです。作品集もパロディだらけです。

この作品集のドザえもんのページに素晴らしい解説文(?)が載っているのでちょっと引用してみます。

 

…それは展覧会前日のことであった。雨と風によって、ドザえもんと重りを繋いでいたピアノ線が切れたのだ。搬入際、雨と風のパワーによって、ドザえもんはアホみたいにくるくると回転していた。「これはマズい」とは思ったのだが・・・。ドザえもんを池に浮かべる祭、学芸員の池田さんに池に入ってもらったのはいいが、池田さんの体がズブズブと沈んでいくのを見て、「生ドザえもん!」と心の中で叫び、その素晴らしい芸術の出現に、助けようとさえ思わなかったのだが、「アカデミックな美術研究一筋で歩んできた池田さんを、これ以上、現代美術のどろ沼に引きづりこんではいけない」という正義心が、一応、私に助けるフリをさせたのであった。

 

この文章に、岡本さんの芸術の方向性がよく表れていると思います。僕自身は横浜のアウトオブビエンナーレ神戸の六甲ミーツアートで岡本作品を体験しました。

そんなわけで今回のメイン作品のドザえもんです。通常水面に浮かんでいるのでこのようにコンクリの床に直において展示されるのは非常にレアです。

いつもと違い、近寄って細部まで観察できます。修復したてなのでピカピカです。

今回の新作であるドザえもん専用ケースです。実はドザえもんの水面に接する部分は鏡になっており、ケースに収めてのぞき窓を開けると、棺桶に収まった自分の顔が見れるという趣向です。

一家に一台?な様々なサイズのドザえもんとその収納ケース。

その他の作品です。ちなみに場所の割には結構混んでました。

 

オープン前日にはネットTVでも紹介されています。

 

eitoeikoでは年一回程度は岡本さんの展示をやってますし、神楽坂はギャラリーやカフェなども充実してます。色々散策しがいがありそうです。ナンコレ度★

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