• 日々観た展覧会や関連書籍の批評をしていきます。

★難解なテーマに挑戦「第12回恵比寿映像祭」

東京都写真美術館第12回恵比寿映像祭【2020年2月7日(金)−2月23日(日・祝)】を見てきました。

ちなみに行く途中には開館25年の広告がありました。

こんかいのテーマは「時間を想像する」

SFみたいな作品が多く、難解なものも多かったです。

感覚的に理解できる作品を集めてみました。

 

5位.ベン・リヴァース「いま、ついに!」

なんだか哲学的な作品が多い中、これは直感的に面白かったです。

ナマケモノの映像がエンドレスに流れるだけなのですが、途中でBGMが劇的に変わります。

 

4位.木村友紀「MPEG-4 H.264 Reflecting in Sizes」

多数並べられたグラスの上に映像が投影されます。

意味はよく分からないのですが、思わず見入ってしまう美しさです。

 

3位.minim++「Tool’s Life ~道具の隠れた正体」

それぞれの道具に触ると影が動き出し、音が鳴るという作品。

最も感覚的に楽しめた作品です。

 

2位.真鍋博「時間」

星新一の小説のカバーでも有名な方。

戦後まもなく作られたSFアニメで、今見ても面白いです。

 

1位.高谷史郎「Toposcan/Tokyo」

水面の映像作品ですが、ずっと見ていると左から映像が固まっていき、全て固まるとまた右から映像が動き出すという作品。

場所ごとに時間が凍り付いているように見え、時間というテーマに一番沿っている作品に思えました。

 

映像作品はじっくり見ると時間がかかりますが、無料ですしサラっと見るだけでも面白いです。★

 

 

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