資生堂ギャラリー(銀座)の「蓮沼執太: ~ ing」【2018年4月6日(金)~6月3日(日)】を見てきました。
音楽活動を行うとともに、演劇やダンスなどとのコラボレーションも積極的な作家さんです。
入口の上にも作品が。蓮沼さん自身が銀座の路上をマイクを引きずって歩いています。このようにしてサンプリングした音源を展覧会の会場で流しています。
メインの展示です。楽器の製造過程で出た金属材を床にばらまいています。四方の壁はミラーシートで覆っており、無限の空間を表現したとのこと。アンディ・ウォーホルのファクトリーみたいです。
作品内に入って歩くことが可能。人が参加することで、映り込みと音によって完成する作品です。
木の前に巨大なスピーカーが置かれています。時折大音響が出てはっぱを揺らします。音楽を視覚化するもっとも明確な作品です。
段ボールから蓮沼さんが段ボールで演奏した音楽が聞こえてきます。段ボールが可愛く見えてくる、ユーモラスな作品です。
単に作品を見せるだけでなく、観客を作品に取り込んでいるのが最大の特徴です。特徴的な空間をフルに使った面白い展示でした。★
★本屋さんでアーカイブ展 蓮沼執太“SF(screeningsand flyers)|上映会とこれまでのちらし” – 博司のナンコレ美術体験2018年5月13日 11:11 PM /
[…] 資生堂ギャラリーでも同時展示している蓮沼さんの展覧会で、タイトル通りこれまでの展示やパフォーマンスを記録映像とフライヤーで振り返るものです。 […]