東京都港区の烏森神社に行ってきました。
今日ではカラフルな御朱印など商業化が進んだ神社として有名ですが、面白いのがサラリーマンの聖地である飲み屋街に埋め込まれるようにして建っていること。
浅草寺の仲見世など、商業地域や商店街の中にある神社は全国珍しくないですが、参道が飲み屋の路上席になっている神社も珍しいともいます。
こんな立地だから防火建築である必要があるからか、建物は純粋なコンクリート打ちっぱなし。
郡菊夫氏という建築家によって設計された建築で、菊竹清訓氏に代表される60~70年代ごろの伝統建築論争のデザインを彷彿されます。
屋根の傾斜がきついのは土地が狭いせいでしょうか?
授与品の販売所に面した廊下も狭く、コンクリート打ちっぱなしも強調。
狭い廊下も繁華街の神社の宿命か。
本殿の階段上から振り返ったところです。
この方向に車道まで一応参道があるのですが、ここも狭い。
狭小住宅ならぬ狭小神社といったところですが、大きな祭りも行うかなり勢力のある神社であるのも面白いところです。★★★
喧騒下のお寺★★建築図鑑301摩利支天徳大寺 – 博司のナンコレ美術体験2023年1月6日 1:12 PM /
[…] 烏森神社もそうですが、喧騒が激しすぎてここにお寺があることにみんな気付かないかも。 […]