2019年5月27日
  • 日々観た展覧会や関連書籍の批評をしていきます。

建築図鑑120南国の美術館「ミウラート・ヴィレッジ」

愛媛県松山市のミウラート・ヴィレッジに行ってきました。

設計は長谷川逸子氏。

 

地元松山市の東証内部上場企業、三浦工業の施設美術館です。

元社長三浦保氏の陶板画を主に展示する私設です。

建物の構成は展示棟とアトリエ、そしてそれを空中でつなぐゲストハウスでなっています。

もっとも入ることができるのは展示棟だけです。

三浦氏が好んだとされる不等辺四角形の建物が3つ繋がっている点や、気候のいい愛媛県によく似あった青いタイルなど、非常にキャラの立った美術館です。

その最大の作品は壁面いっぱいに描かれた陶板画です。

三浦氏は本作と建物が完成前に亡くなってしまったので、この陶板画も三浦氏の素案の元、長谷川氏が完成させたとのこと。

 

三浦保「赤と黒Ⅳ」

陶板だけあって、野外の展示が中心です。

速水史郎「流れのかたち」

庭や野外空間に特徴があり、野外作品は面白いものが多かったです。

 

コンセプトや作品は面白いものが多かったものの、三浦氏死後興味を持つものが現れなかったのか、美術館の活動はあまり活発だと感じられませんでした。

GW中にもかかわらず全く人がいなかったですし・・・

長谷川さんらしいところが感じられなかったのも建築ファンとしては不満です。

 

ちなみに帰り道に見つけた三浦工業の社屋のほうが長谷川さんらしかったです。

こちらも氏の作品なのでしょうか?

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