福岡県北九州市のプレミアムホテル門司港に行ってきました。
アルド・ロッシの遺作となった作品です。
福岡はロッシの日本デビュー作であるホテル・イルパラッツォと、遺作が両方見ることができ、しかも両方ホテルなので比較もできます。
もっとも同じ福岡でも立地の条件は天と地ほど違います。
イルパラは中州のラブホ街でしたが、こちらは門司港のレトロ街の超一等地。周囲にも名建築が多く、南には門司港駅と仙田満氏の関門海峡ミュージアム・・・
北にはブルーウィングもじという跳ね橋があり・・・
さらに北には出光美術館や黒川紀章氏の門司港レトロハイマートがあります。
地上レベルから見ると分かりませんが、船をイメージした形をしています。
両サイドの立方体は結婚式場になっています。
一階のエントランスからの大きな吹き抜け階段が特徴的です。
イルパラと共通の素材もありますが、明るく広くなっています。
カウンターも明るい空間になっています。
外からも見える大きな窓のレストラン。
掛かっている絵も明るく、イルパラとはだいぶ違います。
ちなみにレストランの朝食はこんな感じでした。
室内。広さは変わりませんが、イルパラよりは薄味になった印象です。
非常階段。レトロハイマートが見えるベストショットです。
夜景もなかなかのものです。
船っぽさが強調されます。
水準以上のホテルですが、イルパラと比べるとデザインが薄まっている印象です。★★