• 日々観た展覧会や関連書籍の批評をしていきます。

★★建築図鑑170プレミアムホテル門司港

福岡県北九州市のプレミアムホテル門司港に行ってきました。

アルド・ロッシの遺作となった作品です。

福岡はロッシの日本デビュー作であるホテル・イルパラッツォと、遺作が両方見ることができ、しかも両方ホテルなので比較もできます。

もっとも同じ福岡でも立地の条件は天と地ほど違います。

イルパラは中州のラブホ街でしたが、こちらは門司港のレトロ街の超一等地。周囲にも名建築が多く、南には門司港駅と仙田満氏の関門海峡ミュージアム・・・

北にはブルーウィングもじという跳ね橋があり・・・

さらに北には出光美術館黒川紀章氏の門司港レトロハイマートがあります。

地上レベルから見ると分かりませんが、船をイメージした形をしています。

両サイドの立方体は結婚式場になっています。

一階のエントランスからの大きな吹き抜け階段が特徴的です。

イルパラと共通の素材もありますが、明るく広くなっています。

カウンターも明るい空間になっています。

外からも見える大きな窓のレストラン。

掛かっている絵も明るく、イルパラとはだいぶ違います。

ちなみにレストランの朝食はこんな感じでした。

室内。広さは変わりませんが、イルパラよりは薄味になった印象です。

非常階段。レトロハイマートが見えるベストショットです。

夜景もなかなかのものです。

船っぽさが強調されます。

 

水準以上のホテルですが、イルパラと比べるとデザインが薄まっている印象です。★★

 

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