東京都港区麻布台のノアビルを見てきました。
東京タワーの足元のY字路に立つ異様な建物。
東京タワーの足元の異様な建物といえば霊友会釈迦殿が有名ですが、地上レベルで見た異様さはこちらも負けていません。
作者は白井晟一氏。
白井氏の建物はどれも異様ですが、オフィスビルでも異様です。
基壇部分はレンガのようなもので覆われ、高層階は円筒状。素材も形状も異様です。
異常に細く高い入口は松涛美術館と同様に天井に薄く切った石が貼られています。
地上階部分です。
丸みを帯びたデザインで、エレベーターもオシャレでした。
異様な形態の責任は白井氏だけにあるのではありません。
丸みの帯びたY字路に面した高層棟以外に、その背後に大形状の低層棟があるのです。
googleマップを見ると一目瞭然。
ノアビルの背後には墓があり、墓と他のビルを避けて道路に面していない建物があるのです。
2つの棟をつなぐ廊下部分もそれなりの広さがあり、部屋もあるので中は入り組んでいます。
高層棟部分は窓がなくて異様な感じがしますが、中は意外と普通でした。
外から見ると白井さんの建築はいつもヘンだと思ってましたが、日本の土地法も相当ヘンだと分かりました。