TALION GALLERY(目白)の「ポリネシアンじゃだめですか?」(2017年12/2~12/24)を見てきました。
場所は目黒駅から徒歩5分ぐらい。道路向かいに児童書専門の本屋さんがあります。
ビルの裏口?から地下に降りていきます。正面からだと入れないので、google mapを使っても迷うと思います。
壁の仕上げを削ってサインを作ってます。
玉山拓郎さんと山本悠さんの2人点です。入って目につくのが鮮烈な色の大きなスピーカーです。
スピーカーからは様々な音楽というか音源が流れます。
水色のホースのようなものは電源ケーブルです。スピーカー本体に加え、小物もビビットな色遣いのものが選ばれています。
鮮烈な色使いや機能不明の形状はイタリアの家具デザイナー、エットレ・ソットサスやデザイン集団メンフィスの影響を強く感じます。ただそれと玉山さんの今回の作品が違うのは、新たに家具をデザインするのではなく、既存の製品の組み合わせとバランスで構成されていることです。
スペースの関係もあってか、小品の展示が多かったです。
鮮烈な印象を与える作品です。
ペンキが糸を引いたまま固まっており、床まで垂れています。売れたらどうするんでしょうか?客の自宅で再製作?
床にも作品が設置されていました。
地下の貯水槽に椅子とその上に蛍光灯を置いた作品です。これも値段が付いていましたが、ほとんどアイデアの販売ですね。
ポリネシアとは太平洋に浮かぶ平和な島国。異郷の享楽的な暮らしの提案ということでしょうか?既存の価値観が崩れる感じです。
他にも掃除用具入れから突然ラジオ?が流れたり、遊び心がある展覧会でした。
玉山さんの過去の大型インスタレーションの作品ほど強烈な印象はありませんが、共通のエッセンスは感じました。今後も追いかけていきたい作家さんです。ナンコレ度★