渋谷区の新しいトイレに行ってきました。
有名建築家に公共トイレを作ってもらうプロジェクトです。
HPによるとこれからも増えるみたいで、最終的には17か所が計画されています。
おそらくもっとも写真映えしそうなのが、代々木公園の一角に作られた坂茂さんのトイレ。使われていないときは透明で、使用中は不透明になるというハイテク建築です。坂さんらしい作品ですが、見に行ったときは故障中で、終始写真のような不透明な状態でした。考えてみれば使用中に透明になってしまう呼称もあり得るわけだから、かなり挑戦的な試みでした。
恵比寿公園のトイレは片山正通さんの作品。
15枚の壁をランダムに並べたという設計の良しあしはよく分かりませんが・・・
中の洞窟っぽい空間は結構面白かったです。
また周りの廊下部分も自然換気の意味合いがあると思います。
恵比寿東公園のトイレは槇文彦さんの作品。
おそらくもっとも大物で最高齢作家です。
公演のタコに対してイカと言っていますが、言われないと分かりません。
坂さんのトイレが故障中の今、最も写真映えするのが田村奈穂さんの作品。
真っ赤なデザインは坂さん以上に過激かも。
そもそもトイレに赤というのは血を連想するし、よく許可が下りたなと思います。
計画されたのは道路の隙間の三角地帯でかなりの狭小地。アピールするには色しかなかったのかも。
しかし真向いのビルもピンク色だし、街の不インキには結構馴染んでいます。
そのせいか、タクシーの運ちゃんが沢山利用していました。
ちなみに山手線の脇でそういう意味では一等地ですが、真下なので電車からは見えません。