東京都町田市のシティゲートに行ってきました。
設計は黒川紀章氏。竣工1983年と意外と古いです。
どの本にもこの彫刻?のことは書いていないのですが、足元に黒川氏の名前が刻んでいるので間違いないです。
どのような経緯でこの仕事を引き受けたのか謎ですが・・・
単純な形状ですが、遠くからでも視認できるかなりの巨大さです。
また交差点に対して対角線上に斜めに立っています。
町田駅は小田急とJRが交差しますが、シティゲートはJR駅の東側のペデストリアンデッキ上に立っています。JR駅西側で小田急町田駅と交差するので、ここは市街地の端ともいえる位置です。
市街地の端だから「シティゲート」とそのままですが、交差点に対して斜めに立っているのも十字路のどちらからでも遠くから視認できる街のランドマークを目指したのかもしれません。さらに斜めに立てることにより円弧の半径が大きくなり、より大きなモニュメントと建てることができます。
黒川氏は本当は町田にランドマークタワーを建てたくて、予算不足でモニュメントになったのかもしれません。
現在町田に相変わらず誰もが認めるランドマークはありませんが、シティゲート自体はタワーマンションに埋もれています。