神奈川県横浜市の奈良北団地に行ってきました。
8階建てのスキップフロアの団地が屏風のように連なっているのが最大の特徴です。
この屏風上の団地で内側の公園を囲い込むという構成です。
囲い込み型はよくある団地の配置パターンですが、ここまでしっかり囲い込んでいるのは珍しいです。
スキップフロアの棟以外に単身者向けの高層棟と、5階建ての一般的な団地もあります。
先ほどの団地を内側から見たところ。渡り廊下の屋根はオレンジ、緑など連なる棟ごとに塗り分けていました。
内側の公園は緑がたっぷりとられていい雰囲気でしたが、人通りは全くと言っていいほどありませんでした。
単身者の高層棟から見たところ。
足元の緑の下は調整池ですが、植物が氾濫しすぎでした。
こちらがその単身棟。左右の棟のレベルの違いによって廊下が斜めってるのがポイント。
設計は市浦ハウジング&プランニングという会社が行っています。HPを見ると公団の住宅を多く設計しているようです。
建物は非常に面白いのですが、郊外型団地にも関わらずバスの本数が激変しているのが致命的です。1時間2~3本しかありません。しかも付近はアップダウンも激しい。
また住戸数1000程度の本団地の場合、団地内に商店街を作らないので、周囲の商業施設に依存します。これより多い2000戸以上になると芝園や豊島5丁目など商業施設が付きます。
現状スーパーが団地の外に一軒あるのでそれが生命線になっています。