以前にも当美術館に登場した高橋士郎氏の「空気膜造形シリーズ」の展覧会です。バルーンアートに近いですが、空気の出し入れによって動作するギミックが仕込まれているのが面白いです。
「古事記」を題材にした作品群で構成されていますが、会場外にはそれ以外の作品も。
シリーズは一番古い作品が1989年になっていたので、かなり長期間ちょっとずつ作ってきたみたいです。
展示室内いっぱいに巨大な作品が展開されています。
海の神や山の神のように天井いっぱいまでの高さのある作品も。
トンネル状になっている作品もありました。
単純な形が多いのですがバリエーションは豊かです。
具象の作品は動きも伴って面白かったです。特に伊邪那岐は巨大。
この巨大な渦巻いてるのも作品の一つです。
出口には作品を野外に展開したときの記録写真も。
ちなみに閉館まで粘ってると空気が抜かれた状態も見れます(笑)
盛りだくさんでお得感のある展覧会でした。★