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建築図鑑205★須賀川市民交流センター

 

福島県の須賀川市民交流センターに行ってきました。

設計は石本建築事務所。外観には目立った特徴はなく、最上階の円谷英二ミュージアムだけが全国区の知名度がある建物と言った印象です。

しかし中は市民交流の名に恥じない空間になっていました。

1階はローソンが入居するほか、ショップブースのようなものが複数展開しており、市民の活動をサポートする場所が開かれていました。

2階から5階は図書館で、空間は随所にある吹き抜けで緩やかに繋がっています。

図書館とラジオ収録のスタジオや子供を遊ばせる施設が融合しており、本もそれにちなんだものが近くに置かれています。

また各階のバルコニーにも出て読書や勉強をやっている人が多くいました。

5階の円谷英二ミュージアムも資料の展示とともにSFを中心に図書館の本を多く絡めており、日常に使える施設という趣でした。

特撮で町おこしという狙いとともに市民にも使える施設になっており、うまい解決が図られていると思います。★

 

 

ちなみに特撮関係では他に特撮アーカイブセンターというのもあり、こちらのほうが展示施設としては中核を占めるものかもしれません。

ただこちらは駅からはかなり遠いです。

他にギンザグラフィックギャラリーの本館ともいうべきCCGA現代グラフィックアートセンターも市内にあります。

ただしお互い離れているので、一気に見て回るには車がいりそうです。

CGGAに至っては何故かゴルフ場の一角にあり、しかも展示内容は銀座とあまり変わりありませんでした。

 

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