• 日々観た展覧会や関連書籍の批評をしていきます。

2021年展覧会ベスト

2021年もまた、2020年同様、社会情勢と個人的事情で見に行けなかった展覧会が多くありました。

その中でも面白かったものをピックアップしてみました。

次点.細谷克子写真展 海の宝石「ホヤ」という世界

まったく知られていなかったものに光を当てたものとして貴重な試みでした。

 

10位.榎忠 個展 RPM-1200

かなり面白い作家なのですが、近年ほとんど作品を見る機会が無くなりました。

回顧展のようなボリュームがありました。

 

9位.100%ORANGE オレンジ・ジュース

千葉県立美術館にはあまり行かないのですが、広い空間を贅沢に使った展示で見ごたえがありました。

 

8位.ライアン・ガンダーが選ぶ収蔵品展

作家の作品が運び込めないので代打としての企画でしたが、普段の常設展よりずっと面白かったです。

 

7位.宮崎学 イマドキの野生動物

生き物の死を扱った作家としてインパクトがありましたが、撮影のための色んな工夫や努力が感じられた展覧会でした。

 

6位.ル・パルクの色 遊びと企て

エレベーターに作品を仕込んだり、今までにない楽しい展覧会でした。

 

5位.マーク・マンダース —マーク・マンダースの不在

それほど期待していなかったのですが、予想以上に面白かったです。

作りかけのような静寂な空間でしたが、見る側には熱気を感じました。

 

4位.つくる・つながる・ポール・コックス展

デザイナーの展示らしからぬ斬新な発想はまさにカルチャーショックでした。

 

3位.すみだ向島EXPO

東京の商店街でここまで大規模な展覧会ができることが驚きです。

 

2位.石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか

EOS_p20#102MI

見きれないほどの展示のボリュームでした。グラフィックやファッション、展示企画など全力疾走した作家の一生が情熱的に表現されていました。

 

1位.大・タイガー立石展 POP-ARTの魔術師

これだけの展示のボリュームでも、全く作家の全貌がつかめた気がしません。作品のほとんどが絵画と彫刻にとどまっているにも拘らず、未来を見据えていた作家だったと思います。

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