ギャラリー58(銀座)の秋山祐徳太子と東京都知事選挙【2021年09月13日 ~ 2021年10月09日】を見てきました。
昨年冬の秋山祐徳太子展の時に予告されていたものです。
なぜ秋山展をまたやる必要があるのか?とそのときは思いましたが、来てみて納得。アの展示でも見せきれない資料がまだまだあるということだったのですね。
会場では秋山氏の演説が流れ、展示資料は当時の雑誌や新聞が中心です。
秋山氏の選挙活動は芸術活動であるわけですが、それ以前に人間というものへの興味があるのではないでしょうか。
近年の泡沫候補について描かれた本を読むと、彼ら落選必至の候補たちも真剣に社会のことを考えて立候補していることが分かります。泡沫候補は供託金が没収されるのだからふざけて立候補するはずはありません。
これら読み物系の他には、選挙前後の写真が展示の中心です。
上記はパリで立候補を表明する秋山氏。
大量に展示された選挙中の秋山氏。
日本愛国党の赤尾敏氏は「普段から街宣活動をしているが、選挙中は選挙に出ないと活動できないから立候補している」と言っていたが、たとえ供託金を払っても主張が報道されるなら元は取れるかも。
秋山氏の活動がというより、選挙がエンタメとして十分成立するということを実感できる展覧会でした。
選挙の時はなんだかんだで新聞も雑誌もヒートアップしますしね。
毎回選挙ごとにこういう展覧会すればいいのに★