加島美術(銀座)の「アニマルワールド~日本画の動物ってこんなにかわいい!~」展【2018.2/3-2/25】を見てきました。
ピンク色の可愛いフライヤーに反して、内部は渋い作り。2階建ての無料のギャラリーとしてはかなり広い空間で、また内装も多様で、キュレーションの腕が試されます。
特に面白いのが2階で、茶室があったり、やたら狭い廊下があったりします。照明も最低限で採光もなく、相当暗いです。
肝心の作品ですが、オーソドックスな動物の絵画がある一方、かなりヒネリの効いた作品もあります。
陶芸の八木一夫のかなり人をくった作品。ちょうどいい自然石を探してきたのでしょうか?普段の前衛陶芸からするとかなりユーモラスな作品で、こちっらが八木さんの本来の顔かも。
しかし一番気に入ったのがこの作品です。猪熊弦一郎の「猫図」の横にあったので、これも猫なのでしょうか?目がなければもはや生き物でもないような・・・
空間も作品も玄人受けするもので、意外と楽しめます。★