横浜市のベリーニの丘に行ってきました。
場所は横浜駅から3駅の天王町駅近く。
横浜ビジネスパーク(YBP)内にあります。
YBP自体はよくあるビジネスセンタービルに飲食店などがついたビジネスセンター街です。
これにビジネスマンが弁当を食べるための緑地が付くのはよくあることですが、この公園のデザインをイタリア人デザイナーのマリオ・ベリーニに依頼。
日本のビジネスビルは汐留のように外観イメージのみでビッグネームだけいただいて実際は日本のゼネコンが好き勝手作るというパターンが多いですが、少なくともこの公園についてはベリーニのアイデアがかなり実現したのではないでしょうか?
おかげで横浜ともビジネスとも全く無関係に感じる幻想的空間が突如横浜郊外に出現する結果になっています。
丘とあるように外観はドーム状の建物で、内部は半野外空間になっています。
野外劇場のような空間で、実際イベントにも使われるようです。
迷宮のようなイメージから平成の特撮番組でもよくロケ地に選ばれました。
ちなみに敷地内には彫刻作品が多く設置されていますが、これが異様なまでの充実ぶり。また各ビルの1階にもアート作品がかなりの密度で置かれています。
菅井汲「S.6」
上田薫「壊れた玉子」
元永定正「ひとつはひとつみっつはみっつ」
特に絵画作品は美術館での個展クラスの作家の作品が無造作にたくさん置かれています。
普通に美術館クラスの充実ぶりなので、こちらも必見です。★★
建築図鑑223オーガニックビル – 博司のナンコレ美術体験2021年10月10日 5:42 PM /
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