• 日々観た展覧会や関連書籍の批評をしていきます。

喋る果物?★毛利悠子. Neue Fruchtige Tanzmusik

 

Yutaka Kikutake Galleryの 毛利悠子. Neue Fruchtige Tanzmusik【11月2日(水)- 12月3日(土)】を見てきました。

作品のスタイルがちょくちょく変わる彼女ですが、今回は果物と音楽という

これまでにないアプローチになっていました。

HPの説明によると、フルーツに電極を挿して内部の水分量などを測り、乾燥や腐敗によって生じる抵抗値の変化を音に変換する作品とのこと。

音楽というより不協和音のようですが、全自動音楽としては常に音が変化し続けるのが面白いです。

置かれた果物は何か所も電極を刺した跡があり、ずっと同じところに刺していると音がしなくなるのかもしれません。

また、Twitterを見るとギャラリーでは同じ果物を置きっぱなしにして腐られていくようです。

会期末には写真のような変わり果てた果物が見れるかもしれません。

入口と部屋の隙間にも小さい作品がありました。

音も大きな作品に比べて小さく、注意していないと見逃しそうです。

こちらの小品は世紀の駄作、アタックオブザキラートマトの映像をトマトの喋る音(?)を思い出しました。

流石に偶然でしょうか?

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