パルコミュージアム(池袋)の丸山ゴンザレス 地球のカオス展【2019/10/04 (金) – 2019/10/22 (火) 】を見てきました。
殆どテレビを見ないのでよく知らないのですが、ゴンザレスさんは世界の危険地帯を旅するジャーナリストらしいです。本はともかくテレビでそんなダークサイドを放送するのは珍しい気がします。
そんなゴンザレスさんの取材の成果がふんだんに盛り込まれた展覧会になっています。
パルコミュージアムは面積が狭いため、料金の割には薄味の展示も多いのですが、今回は質、量ともに特濃な展示でした。
基本撮影禁止なのですが、展示の内容はギャング、銃売買、闇鉱山、殺し屋、ドラッグ、麻薬戦争などでした。
どのテーマも一つだけで本が一冊書けるようなものばかりで、これらがテレビ番組特有の軽妙は文章でさらっと語られるのは奇妙な体験でした。
ただ当たり障りのないことを書いているわけでは当然なくて、ギャングの項目などは実際アメリカなどのギャングに実際接触し、取材した成果が反映されています。
違法な銃と合法な銃の違い、殺しの相場、危険ドラッグのランキングなどかなり具体的なデータも多く、マニアの方も満足いく内容なのではないかと思います。
展示の最後にはスラムに転がるウ〇コの展示と危険地帯の食事レポートが対面で並んでいて、センスも光る内容でした。
数少ない撮影可能な展示のうち注目はこちら。ルーマニアのマンホールタウンの生活空間を再現しています。
マンホール部分から顔を出せるとともに、内部空間も再現されています。
いつになく濃い内容で結構楽しめました。★