• 日々観た展覧会や関連書籍の批評をしていきます。

建築図鑑166★★★北九州市立美術館

福岡県北九州市の北九州市立美術館に行ってきました。

磯崎新さんの43歳の時の作品です。

磯崎さんは70年代中ごろから作品を量産し始めるので、現存する作品としては磯崎建築最初期のものです。

この頃の磯崎さんの作品は外観が面白いだけでなく内観も美しく、満を持して登場!という感じがするものが多いです。

この日は休館日だったので外観だけ見てきました。

 

やはりこのバズーカかメガネのような飛び出したボックスが最大の見どころです。

しかもこの2つの直方体が常設展示室なので、開館時はいつでも中を見ることができます。

天井も高く、大きな現代美術も展示できるので、美術に造詣の深い磯崎さんらしい先見性だと言えそうです。

階段部分。

リニューアル工事もされているようで、結構きれいです。

見上げてもすごい迫力です。

山口牧生「四角い石」

敷地は山の上なので、周囲には彫刻作品が多数あります。

面白かったのはタイトルもそのままのこの作品。

フランクステラ「八幡ワークス」

ミニマムな作品が多い中で異色だったのがこの作品。

工場の廃材で作ったのかと思いきや、空き缶を集めて作ったとのこと。

 

景観が良くて土地もたっぷりあるのですが、アクセスはかなり悪く、基本電車ではいけません。

 

内観は行ったときに加筆します。★★★

 

 

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