• 日々観た展覧会や関連書籍の批評をしていきます。

★建築図鑑151なけなしの非現実感「ラビリンス」

東京都杉並区のラビリンスに行ってきました。

設計は早川邦彦氏。

行ってきたと言っても仕事の通り道で偶然発見しただけです。

最寄り駅は西武新宿線の下井草駅。

単なる郊外のベットタウンであり、有名建築の名所とは無縁の地です。

中央のエントランス部分が特徴的ですが、両側のマンションはちょっと正方形なだけで、普通のデザインに見えます。

日中の光景。基本正方形でアシンメトリー、屋根に軒がなく、出っ張りが無くてストンとしてます。さらに複雑な階段が付いており、ジョルジョ・デ・キリコの絵画のようです。

上から見るとご覧の通り。キリコというよりエッシャーかもしれません。

郵便ポストの配置も階段状。ビビットな色でオシャレです。

夜景。1988年竣工とのことで30年以上経っているのですが、空間演出は健在です。

当初のデザインを保っているという意味で貴重な存在です。★

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