新宿伊勢丹のLESS BUT BETTER ディーター・ラムス:ブラウンとヴィツゥの世界【12月3日(木)から2021年1月11日(月)】を見てきました。
ディーター・ラムスはドイツのデザイナーです。日本ではブラウンの髭剃りが有名です。
もっともドキュメンタリー映像の中では製品が彼のデザインとみなされるのは抵抗があるようでしたが・・・
伊勢丹の一角に展示コーナーがあるのですが、とにかく展示空間がカッコよかったです。
壁のデザインは全て正方形のグリットで構成されています。
隣の化粧品売り場とは間仕切り壁しか仕切りがないのですが、ランダムに穴があけられており、緩く空間が仕切られていました。
この内装がラムスのシンプルなデザインとマッチしており、美しい空間に仕上がっています。
ラムスの言葉「少なければ少ないほどいい」を体現した空間でした。
ただ展示自体はアンプ類が主体で、あまり使えそうにないものが多かったのが残念でした。
ラムスの仕事にはキッチン用品などの生活雑貨も多いのでそこはもっといろんなものを観たかったです。
映像の中で紹介されていた電卓などが数少ない例外でしょうか?
物販コーナーもシンプルなデザインです。
ラムスのデザイン10原則のポスターなど、ラムスの製品が多く入番になっている中、ファンには嬉しい企画でした。
その他、説明書やカタログ、販促グッズもグラフィカルで見ていて楽しかったです。
ラムスはシンプルデザインを目指す上で、説明書自体を廃止しようと考えていたようです。★★