東京都現代美術館の「MOTアニュアル2020 透明な力たち」【2020年11月14日(土)- 2021年2月14日(日)】を見てきました。
片岡純也+岩竹理恵「重さによるハンマーの次第」
トゲンビのグループ展は小難しいイメージがありますが、片岡純也+岩竹理恵さんの展示は面白かったです。
片岡純也+岩竹理恵「回る電球」
日常的な現象をローテクで再現するというのがコンセプトらしいです。
これは電球が回転するだけの作品ですが、仕掛けを全く見せずに延々と動かしつづけるのは難しいかも知れません。
片岡純也+岩竹理恵「地図を球にする」
丸めた地図をレコードプレーヤー上で回し続ける作品です。
これはずっと回し続けるのはさらに難しそうです。
片岡純也+岩竹理恵「P波またはS波の繰り返し運動」
切手を使った作品は複数ありました。
蝶の下に方位磁石を仕込んでいます。
片岡純也+岩竹理恵「砂鉄による台風の模擬」
よーく見ないと動いているのが分からない作品です。
モフモフ感を出すのに苦労したそうです。
片岡純也+岩竹理恵「掛軸による間接の運動」
日常の減少というより妄想にあたる作品も沢山ありました。
また骨を使った作品も多かったです。
片岡純也+岩竹理恵「転がされる石 室内画48より」
これは単体だと意味が分かりませんが・・・
片岡純也+岩竹理恵「切り抜かれた室内画48-盆栽と内臓のある室内」
こちらの絵から石が切り抜かれているのが分かります。
また作品の配置自体も絵に基づいているとのこと。
最も面白かったのがこちらの作品。
こういうアイデアを沢山考えるのは大変そうですが、応援したい作家です。★