栃木県那須町のもうひとつの美術館に行ってきました。
廃校になった小学校を改装した、アールブリュット、アウトサイダーアートを主とした美術館です。
HPには日本初のアールブリュット、アウトサイダーアート美術館とあり、確かに2001年設立というのは2004年設立の滋賀県の有名なボーダレス・アートミュージアム NO-MAより早いです。
入口にある魚の木版と木槌。呼び鈴がオブジェ化したものですが、寺の修行の挨拶として使われていたそうです。
建物の外にも試作品のようなオブジェが林立しています。
構成は手前の入場無料のカフェとショップの棟と、奥の有料の展示室の別棟というシンプルな構造。
有料展示室の廊下を簾で採光調節しているのがかなり気に入ってる空間です。
美術館に簾というミスマッチが面白く、優し気な光が癒しの空間を演出します。
展示室内はシンプルな作り。ユーモアあふれる展示もあり、結構楽しめます。
しかし1500円というかなり高い入場料に加えて建物サインがほとんどなく地味なため、お客さんはあまりいませんでした。
ギリギリの経営を感じさせる美術館でもありました。★