• 日々観た展覧会や関連書籍の批評をしていきます。

建築図鑑193★コープオリンピア

コープオリンピアに行ってきました。

原宿駅から表参道に行くときに必ず目にするマンションです。

ジグザグなちょっと目を惹きますが、普通の人ならスルーする建物です。

 

外見からは想像できませんが、上田実氏の「集合住宅30講」によると、竣工当時はジグザグの1つを最小単位1ブロックとして1人で複数のブロックを購入することができたそうです。当然間取りは各戸異なってくるわけで、住民の要望を聞いたうえで完成させるタイプの集合住宅だったようです。

現在では一戸建て>集合住宅の図式が常態化していますが、当時は集合住宅にも積極的な選択肢としてあり得たようです。

ちなみにオリンピアという名はオリンピックの開催年に竣工したことから来ています。

オリンピック開催ということは目の前が代々木の会場でした。当時は今以上に高級な土地だったのかも。

ほとんど行くことがない建物の裏側?です。

こちらもやっぱりジグザグ状。実はL字の建物だったことが分かります。

駐車場の入り口。なぜか山型になっているスロープ部分に書かれたロゴが可愛い。

これは明治神宮側から見た図。

屋上の巨大な貯水タンクが年代物っぽくてちょっとかわいいです。

 

この辺りにはヴィンテージマンションが沢山あって探すと結構面白いです。★

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