ヨーゼフ・ボイス《ブリンキーのために》
埼玉県立近代美術館のボイス+パレルモ【2021.7.10 [土] – 9.5 [日] 】を見てきました。
ボイスはともかく、パレルモって誰?ってみんな思ったと思います。
僕も知りませんでしたが、ボイスのお弟子さんの一人らしいです。
ヨーゼフ・ボイス《ユーラシアの杖》
会場ではボイスとパレルモも作品がある程度ミックスされて展示されていましたが、ボイスの作品はいつものインスタレーション風のものが多く・・・
ブリンキー・パレルモ《無題》
パレルモはほとんどが絵画作品でした。
なので峻別は比較的容易でした(もっとも会場ではボイスはⒷ、パレルモは℗とキャプションが付いているのですが・・・)
面白かったのが、ボイスのアクションである「死んだウサギに絵を説明するには」
画廊に顔に金箔を塗りたくったボイスとウサギの死体のみが入って、ボイスがウサギに自作を説明する、というアクションです。
ボイスがウサギに話しかけ、ウサギが頷く(もちろんボイスが動かしているだけですが)というユーモラスな作品です。
ボイスの謎めいた絵の秘密をウサギだけが知っている(かもしれない)わけですが、何故ウサギなのでしょう?
また隣にあった「私はアメリカが好き、アメリカも私が好き」は生きたコヨーテなのに、なぜこちらは死体なのか?
色々考えさせられる作品でした。★
★★シュウゾウ・アヅチ・ガリバー「消息の将来」 – 博司のナンコレ美術体験2022年12月17日 1:50 PM /
[…] 氏の作風は河原温、マルセル・デュシャン、ヨーゼフ・ボイスなどに代表されるコンセプチュアルアートに分類されるものです。 […]