東京国立近代美術館工芸館の「所蔵作品展 パッション20今みておきたい工芸の想い」【2019.12.20 – 2020.03.08】を見てきました。
駅から遠いし、国立にしては小さいし、工芸ってなんだか地味だしってことで何かと足が遠のいていた工芸館。と思っていたら金沢に移転するそうで、最後とばかりにその名品を全て展示するという展覧会を行っていました。
さすがに国立だけあって時代を作ってきた作品が勢揃いしており、いつになく混んでいました。
特に面白かったものをピックアップしてみます。
まずは比較的おとなしいものから。
立方体の箱ですが、二羽の梟が異様にピッタリ収まってるのが可愛いです。
これも箱ですが、面ごとに色々くっついています。
1991年作ということでこの基盤も最新型?
ポップな色合いが可愛い作品。
インスタレーションみたいに展示されていました。
普通にデパートに売ってそうです。
同じ作家のこちらは中に幾何学模様が入ったかっこいい作品。
用途は不明です・・・
どちらから見てもスキがないオブジェ。
色々な触感が再現されているのが面白いです。
目的不明のオブジェ。
テーブルみたいですが陶器製だし低すぎます。
ジョルジョ・デ・キリコの絵画みたいな作品です。
前衛陶芸の王様、八木さんの作品です。
まん丸の水差しにクネッと注ぎ口が付いているだけなのですが、それだけで異様なキャラ立ちです。
やはり圧倒的なインパクトがありました。
手袋とありますが、壁から巨大な手がきょきっと出てるのがSF的。
指がそれぞれ色が違うのもオシャレ。
最後というだけあって気合の入った濃密な展示でした。★★