宮城県の高田松原津波復興祈念公園 国営追悼・祈念施設に行ってきました。
設計は内藤廣氏ですが、氏らしいデザインは見られず、無個性といった感じです。
表面のドットは夜になると光り、震災の行方不明者の数を表すらしいけど、デザインとしてはそれくらいです。
中央の通路は吹き抜けており、真下は水が湧き出ているという仕掛け。
天気は悪かったですが、これは結構いいデザインでした。
ここから真っすぐ海に向かって歩いていき、津波が来た海を見るという演出です。
この辺りも無デザイン。
周りには奇跡の一本松を始めとした震災遺構が多数保存されています。
それ以外の部分は公園として整備するようですが、まだ殺風景でした。
丹下健三氏の広島のような派手さはないのですが、ベトナム戦争慰霊碑やホロコースト慰霊碑のことを考えるとむしろこっちのほうが現在の主流なのかもしれません。