東京都豊島区のロサ会館に行ってきました。
ゴチャゴチャした池袋の中でも特に品がないのが北側です。
南側は東西に西武、東武の百貨店があり、他にジュンク堂書店本店、東京芸術劇場、自由学園など文化施設が多いのですが、北側はごみ処理場や風俗店、ラブホテル、中華街などお上品な人たちが嫌う施設が目白押しです。
そんな北池袋のランドマークと言えばロサ会館です。
1968年からあるそうで、かなり年季の入ったビルです。
近頃一部で騒がれているレトロビルマニアに取り上げられてもよさそうですが、全く無視されているのはこのピンク色のためか、それともあまりにも功利主義的なテナント戦略か。娯楽施設が中心で、一時風俗店も入っていたとか。
なんでもありの池袋を象徴するビルで、サンシャインシティよりさらに懐の深さを見せています。
ロサはスペイン語でバラらしく、時代に流されない個性的な外観が今ではかえって斬新に映ります。
ロサ会館のある通りはロマンス通りというそうです。ロゴの上が空洞なのはロマンスが空虚だといいたいのか、それともここにふさわしくない名称だと自覚しているためか・・・★