大阪市のルイ・ヴィトン メゾン 大阪御堂筋を見てきました。
設計は青木淳氏。商業都市大阪にちなんで帆をイメージしたファザードにしたとのこと。
しかしこのデザインは本場であるパリのルイ・ヴィトンの美術館であるフォンダシオン ルイ・ヴィトンを設計したフランクゲーリー氏に似ていないか?
青木氏がどう考えたのか不明ですが、イメージはどうしても先行した、しかも大規模なあちらに引き寄せられます。
しかもゲーリー氏の美術館もただの四角い箱の表面に湾曲した板をペタペタ張り付けるエセ脱構築主義建築ですが、この建物も何の面白みもないビルに帆を貼り付けたもの。
もっともこの写真のように貼り付けている骨組みも訪問者には積極的に見せているとも言えます。
何の面白みもないビルをここまでヘンテコに見せるのだから、青木氏の手腕も本物かも知れません。
ちなみに大阪御堂筋は有名ブランドが旗艦店を構える東京でいう銀座や表参道のようなところですが、訪問時はコロナのせいかライトアップしていない建物が多かったです。隈研吾氏のディオール御堂筋もこの通り。
派手さではおそらく今でも全国一のユニクロ御堂筋店(藤本壮介・設計)は改装中。
キュープラザ心斎橋は元気に営業中。でもなんか有難味がない・・・