• 日々観た展覧会や関連書籍の批評をしていきます。

★まちとの関係の在り方「藤村龍至 ちのかたち」

ギャラリー間(六本木)の藤村龍至 ちのかたち【2018年7月31日(火)~9月30日(日)】を見てきました。

 

藤村氏はまだ40代の若手建築家で、大型公共建築のような代表作がまだない人です。

そのせいか3階には大量のスタディ模型が展示されていました。

スタディ模型とは建築家が設計の初期に建物の大体の形を決めるために作る模型のことです。

福島県のすばる保育園や・・・

埼玉県のOM TRRRACEなど比較的大きなプロジェクトもありますが・・・

やはりこの辺りは素人には難しいものがあります。

上の4階では三角形のパーツを組み合わせた敷居の中を映像作品を見て進むという構成です。

特に動線は決まっておらず、人は結構スムーズに流れていました。

面白いのが動画作品はどれも建築そのものだけでなく、それを利用している状況や、周囲の環境を多くとらえていることです。

特にすばる保育園は神社や・・・

園児や児童が実際に利用しているところを多く撮っていました。

 

藤村龍至「OM TRRRACE」

OM TRRRACE大宮駅前のゴミゴミした状況などを捉えており、絵を作らずにそのまま見せているのは好感を持ちました。

 

街との関係を考えるのにいい展示でした。★

コメント一覧

★まだおふざけが足りない「筒井康隆展」 – 博司のナンコレ美術体験2018年11月14日 6:12 AM / 返信

[…] 展覧会を構成したのはギャラリー間で個展をしたこともあるトラフ建築設計事務所。 […]

★まだおふざけが足りない「筒井康隆展」 – 博司のナンコレ美術体験 にコメントする コメントをキャンセル