KAAT 神奈川芸術劇場の志村信裕 展|游動【2021/9/9(木)~2021/10/8(金)】を見てきました。
様々なものに映像を投影する映像作家さんです。
KATTはこれまでもかなり映像の展示が多かったのですが、今回の展示は全く無音。ほとんど貸切状態だったこともあり、より静謐さが強調されました。
志村信裕「Dance」
映像は具象と抽象的なものがあり、具象はカーテンに木漏れ日を映したものと思われる作品と・・・
志村信裕「玻璃の夢」
窓にクラゲを投影したものが良かったです。
どちらも自宅においても楽しめそうな作品です。
志村信裕「Moon fower」
抽象的なものは床にスポットライトが点いたり消えたりするだけの作品もありました。給食のミニマムアートかもしれません。
志村信裕「Blue Hour 」
この作品も青い画面に白い線が走っているだけですが、どことなく生命観のようなものを感じさせる作品でした。
志村信裕「Jelly fish」
例年の展示は劇場ならではの空間や設備を生かしたものが多かったのですが、今回の展示はそういうものはほとんどなく、ただ部屋に映像作品がポツポツあるだけでした。そういう意味では肩透かしでしたが、鏡にフィルムを貼ってその上に映像を投影した本作だけはちょっと例外でした。