• 日々観た展覧会や関連書籍の批評をしていきます。

建築図鑑235すみだ水族館

 

すみだ水族館に行ってきました。

入って始めにあるのがほとんど水草だけの水槽。

これまでの水族館の常識を打ち破る大胆な構成です。

緑のじゅうたんは非常にきれいなのですが、これが水族館なのかと言われると非常に疑問ではあります。

それ以降の部屋も全体的に照明が暗く、写真が撮りやすかったです。

インスタ映えを意識した設計かと思います。

特徴的なのが吹き抜けの空間で、ペンギン水槽を中心にたくさんベンチが置かれています。スカイツリーの下の水族館というと観光地っぽいですが、元々墨田区は下町。子供連れのお母さんが公園感覚で利用していました。

ここの空間には水草だけの水槽や・・・

ニシキアナゴ、チンアナゴの水槽など、じっくり見れるものが多いです。

 

すみだ水族館といえば、独特な広告戦略で有名です。時折出現する山手線のジャック広告はインパクト抜群です。

ペンギンのキャラ付けは他の水族館でもやっていますが、ここまで徹底しているのは珍しいです。人物相関図に飼育員が含まれているのが特徴的です。ペンギン社会に飼育員は欠かせないもののようです。

東京の水族館ですが、地域色は薄め。

ただ下町らしく(?)金魚の展示が多かったです。

 

このようなスタイリッシュな水族館が全国で増えている気がしますが、昔ながらの野暮ったくて説教臭い水族館も残して欲しいものです。

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