• 日々観た展覧会や関連書籍の批評をしていきます。

建築図鑑153 ★玉川高島屋

世田谷区の玉川高島屋に行ってきました。

外周部分を隈研吾氏が改修しています。

細い部材を多用している点が隈さんっぽいですが、植物が絡まっているのが特徴的です。

1階のエレベーター部分です。

木漏れ日が面白い光景を生んでいます。

植物が絡まりやすいデザインになっています。

また高さを変化させ、自然な風景に見えるよう工夫されています。

この部分は非常階段なのですが、見事にデザイン化されています。

特徴的なファザードも正方形のガラスに色んな色のカーテンをかけているだけです。

最低限の費用で最大限の効果を得る。これが現代日本の売れっ子建築家の条件か?

 

市松模様の意匠もステキです。

階段内部も勝手に(?)植物を増量させているのが面白いです。

外観だけなので、隈さんが関わった部分は少ないかも知れませんが、代表作である広重美術館同様、時間軸を作品に取り込んでいるところが「らしい」仕事になっていました。★

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