• 日々観た展覧会や関連書籍の批評をしていきます。

★玉山拓郎 Anything will slip off / If cut diagonally

 

ANOMALY玉山拓郎Anything will slip off / If cut diagonally【2021年7月17日 (土) – 8月14日 (土)】を見てきました。

天井から斜めに垂れ下がった蛍光灯、壁から地面に頭から突っ込んでいるスタンドライト、水面が斜めで固定された水など重力や時間を超越した空間を表現しているようです。

HP上ではCGで作られたバーチャル空間を体験することができ、それを現実のギャラリーに落とし込んだ展示といったところでしょうか。

会場でもこの展示室を監視しているかのようなモニターが設置されています。

 

壁からスパゲティだけが床に滑り落ちているなど、重力や時間で解釈しきれない部分があり、また天井から吊られたグルグル回るモップなど、従来の「モノの氾濫」みたいな部分もありました。

もうひとつの部屋では絵画にモップがくっついていたり、従来の世界観を発展させたような展示が目立ちました。★

 

ちなみに同時期には同じ建物で、Takuro Someya Contemporary Artラファエル・ローゼンダールの個展「Calm」【7月17日(土)〜8月28日(土)夏季休廊:8月8日(土)〜8月16日(月)】もやっていました。

ノートパソコンをそのままキャンバスに描いた人を食った作品を始め・・・

インテリアアートっぽい鏡面仕上げの作品が並んでいました。写真を撮ると必然的に自分が映ります。

 

また児玉画廊では不時着アブダクション伊阪 柊 / 久保ガエタン【2021年7月17日 〜 8月28日】

同画廊らしい大掛かりな仕掛けの展示でした。

 

 

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