• 日々観た展覧会や関連書籍の批評をしていきます。

「人間」寺山修司に注目する「寺山修司不思議書店」

代官山T-SITE GARDEN GALLERYの「寺山修司不思議書店」【2018年03月24日(土) – 2018年03月27日(火)】を見てきました。

メインの展示は青森の寺山修司記念館から持ってきたという本人の蔵書の展示と、

短編動画「質問」の上映です。

 

蔵書はSF小説がかなり多いです。

他に彼が若いころやっていた詩の本もありますが・・・

なぜか競馬とボクシングの本がまとめてありました。

知りませんでしたが、彼は競馬に関する著書も多く、またボクシングも「あゝ、荒野」などで作品世界に取り込まれています。どっちも趣味だったようです。また刹那的な世界観が彼の感性にあったのかもしれません。

 

一方「質問」のほうは、ビルの屋上と思しきところで彼が質問に答えていく10分ほどの動画です。頭の回転が非常に速い人だったことが分かるとともに、喋り方も子供っぽく、いたずらっ子のような印象を受けました。

 

他にアンティークの机に収められた彼の蔵書から自身の著書を集めたコーナーと・・・

舞台で使われた(?)道具類が置かれていました。

 

彼の世界観を知ることのできる企画展ではありますが、この内容で入場料500円は少々高い気がします。

 

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