• 日々観た展覧会や関連書籍の批評をしていきます。

誰でもできる現代美術 コンポジション — モノが持つルール

ATELIER MUJI(銀座)のコンポジション — モノが持つルール — 展【2018年4月20日(金)〜2018年6月24日(日)】を見てきました。

 

既製品の組み合わせだけで作品を作る冨井大裕さんの個展です。

カラフルな壁紙が架けられていてスタイリッシュな会場構成です。

冨井大裕「Composition muji#2」

無印良品の製品を並べて作品を作っています。

展覧会として非常にレアなのは指示書も一緒に展示している点です。指示書とは美術館の学芸員など実際に会場に作品を設置する人向けに書かれた展示方法に関する説明書です。

冨井大裕「Composition muji#16」

ただその内容も分かりやすく丁寧に書かれているなと関心はしますが、まあやはり書いてることはフツーです。

冨井大裕「Composition muji#19」

むしろ「もの派」以来の既製品組み合わせ型の展示をここまで公開してしまったことに、一種の敬意を覚えます。

冨井大裕「Composition muji#12」

ここまで公開して、今後もずっと既存製品の組み合わせだけで作品を作り続けるのか?、それとも何か発展があるのか?、今後が気になります。

 

コメント一覧

★Re construction 再構築 – 博司のナンコレ美術体験2020年10月11日 1:48 PM / 返信

[…] 流麻二果、青山悟、冨井大裕、大小島真木の4名の作家さんに各一部屋ずつ割り当て、美術館の収蔵作品と自身の新作を組み合わせて展示空間を構築してもらうという企画です。 […]

★Re construction 再構築 – 博司のナンコレ美術体験 にコメントする コメントをキャンセル