和歌山県勝浦のホテル浦島に行ってきました。
勝浦の半島全てを使った巨大ホテルです。
日本の高度経済成長期に団体旅行客を取り込むためどんどん増築し、最盛期には3000人が止まれるホテルだったそうです。
立地を生かして(?)船でアクセスするという手法も斬新です。
ただ団体旅行が下火になるとともに巨大すぎる図体を持て余すようになり、耐震補強工事などの際に一部取り壊し、さらに閉鎖されている部分もあり、現在は1000人規模ほどらしいです。
それでも迷路的な空間は健在です。ロビーが2か所あったり・・・
館内にローソンを始めとするお店があったりします。
ここは本来通路に面してお土産屋さんがずらっと並んでいたのですが、かなり撤退してしまっています。
また飲食店もコロナの影響で閉まってました。ホテルの外に出るのに船かバスが必要なので、結構不便です。
あまりに広いのでホテルの巨大ジオラマまでありました。
半島全てをホテル化しているので、山にトンネルを掘って温泉を作ったり・・・
エレベーターで山頂に登ったりできるようになっています。
山頂には平維盛が入水したという言い伝えの島が見えたりします。
ただ山頂にある神社は地面のペンキが赤々としてパチモン臭かったです。
またホテルが広すぎて空調が効き切らないらしく、館内はかなり寒く妻には不評でした。
だだっ広いばかりでそっけない空間もブームに取り残された感があります。
ちなみに客室内も広いですが、フツーの古い部屋でした。
膨大な広さの館内の一角で浦島の歴史を振り返るパネル展示がありました。
創業当時のホテルの様子や・・・・
(当たり前ですが)撮影不可の洞窟温泉の中・・・
増築工事の様子などが見れました。
ホテルとしての豪華さには欠けますが、アトラクションとしてはお子様にも喜ばれると思います。★★
無計画増築の果て★建築図鑑283ホテルニュー塩原 – 博司のナンコレ美術体験2022年11月20日 11:50 AM /
[…] ネットで拾ってきた館内図を見る限り、ここもホテル浦島や麻吉旅館ほどでないにしても、なかなかの迷宮のようです。 […]