• 日々観た展覧会や関連書籍の批評をしていきます。

小室も認めたテクノロジーアート「脇田玲 可視化された兆候」

Art & Science Gallery Lab Axiom(六本木)の脇田玲 可視化された兆候【2018 1.20-3.10】を見てきました。

慶應義塾大学環境情報学部教授である脇田さんは本来アートとは無関係に思えますが、流体力学や熱力学を視覚化した作品で度々登場します。

2017年はアートと音楽の祭典MUTEKに小室哲哉とのコラボで出演。竜安寺の空気の流れを視覚化した映像は日本科学未来館のライブに最も相応しい演出でした。

脇田玲「活性と抑制」

そのMUTEKで使われた映像が単独で出品されていました。「活性と抑制」化学反応を視覚化した作品。

脇田玲「(NON)LINEAR」

「(NON)LINEAR」は空気の長れを視覚化した作品です。理論は分かりませんが、ずっと見入ってしまうような魅力を持っています。

こちらは実際に今いる空間の空気の流れを視覚化したインスタレーションです。

脇田玲「CONCEPT OF NATURE」

こちらは家電製品の出す音を視覚化した作品。家電に囲まれている現代人は昔の人が感じた花鳥風月を家電から感じるのでは?という過程から生まれました。

脇田玲「OVER DISPLAY」

会場の外にも作品があります。

 

MUTEKを見てしまった今となっては映像のみ単独で見せられても正直感動は薄いです。とはいえテクノロジーアート好きにはおすすめです。

 

コメント一覧

最先端ならいいってもんじゃない「Media Ambition Tokyo 2018」 – 博司のナンコレ美術体験2018年2月11日 9:09 PM / 返信

[…] エアコンの気流など空間の眼に見えない流れを視覚化した脇田さんお馴染みの作品。今回は自分で映像を操作できます。 […]

最先端ならいいってもんじゃない「Media Ambition Tokyo 2018」 – 博司のナンコレ美術体験 にコメントする コメントをキャンセル