• 日々観た展覧会や関連書籍の批評をしていきます。

評価され過ぎ?建築図鑑276用賀プロムナード

象設計集団用賀プロムナードを見てきました。

 

象設計集団の仕事で、用賀駅から世田谷美術館へ行く道のデザインです。

象設計集団は建築ファンの間で評価の高い吉阪隆正氏の教え子たちのグループで、これまた人気が高いです。

 

が、この仕事は所詮道なので、わざわざ見に来るほどのものなのか?とも思えます。世田谷美術館は用賀駅からかなり歩くので、美術館竣工と同時に道を整備した区の志は買えないこともないですが・・・

世田谷美術館は15年近く前から通ってましたが、当初は素通りしていました。

実際それと知らなければ良くも悪くもちょっと変わった歩道としか思えません。もっとも手が込んでいる水路付近も歩道の手の込んだ活用程度のものです。

が、それと知って散策してみると変なものが結構あります。随所に何故かカラフルな鬼瓦が隠れていたり・・・

普通はないような街灯のデザインだったり・・・

椅子とも会談とも言えないような謎の造形物があったりします。

大した設備ではないのですが、未知の整備とはこういうものだ、という既存価値を揺るがすものではあります。

かと思えば道には百人一首が刻まれていたりもします。

建築家の先生がやったとは思えないユルい造形も魅力です。

1986年竣工とのことなので、ここで育った子供たちには思い出深い場所になっているかも。行ったときにはあまり活用されている様子はなかったですが・・・

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