生活工房ギャラリーの春日明夫コレクション アメリカン・トイズ since 1920s 暮らしと時代を映す玩具展【2021年09月07日(火)~2021年12月19日(日)】を見てきました。
駅ビルの一角の省スペースですが、路上に面した全面ガラスを活用して楽しげな空間演出がされていました。
アメリカのおもちゃを無作為に紹介するのではなく、フィッシャー・プライス トイズというメーカーのおもちゃを集中的に紹介していました。
同メーカーの商品の特色はプルトイ(おもちゃに紐が付いていて、子供が引っ張って遊ぶ)が多いということです。
また表面は彩色ではなく、素材(主に木)に印刷した紙を貼り付けるという形式をとっていることも特徴です。
そのため、自由自在な色、模様を出すことができる一方、表面的な表現になってしまうという特徴がありました。
紐を引くことで目玉や耳が動く、音が鳴るなどの多様なギミックが仕込まれており、単純なようで繰り返しにならない多様性があるようです。
初期は素材は紙と木のみでしたが、後期にはゴム、プラスチック、金属なども用い、多様な表現を獲得していました。
実際の動きは動画で紹介。触れないのは少々残念ですが・・・
ほとんどが動物や乗り物をモデルにしたものでしたが、中には電話機や・・・
アイロンのような実際には動かないものもプルトイの対象になっているのは面白いです。
家庭内にある身近なものこそ、子供の興味の対象になるのかもしれません。★