これまで見てきた東京の建築の中で特に面白いと思うものを選んでみました。ただし青山製図専門学校のように、基本的に一般の人が中に入る機会がないものは除きました。
世界に誇る、メタボリズムの最大の実践例。見学会など中に入れる機会が少ないのが欠点。
単純に無料で登れる展望台としても◎。遠景、近景、内観どこから見ても隙がありません。今はとてもできないバブリーな時代の遺産。
諸星大二郎のSF漫画にも登場する東京の迷宮的都市空間の代表的存在。反戦運動の舞台になるなど、色んな想像力を掻き立てる場所です。
著作がないので過小評価されているけど、渡辺仁氏の堅実な設計は、多くの建築が現在も活用されていることで証明されています。しかも表現のボキャブラリーも豊富で、この建物も如何にも現代美術にふさわしい多様な空間を備えています。
団地×防火壁という設計もさることながら、どこまでも続く団地の壁という景観自体がSF的です。
谷口氏の珍しい曲線表現のある建築。空間演出も教育施設としての配慮も素晴らしいです。近くにある展望台は増築で谷口氏のデザインの変化が見て取れます。
逆台形の建物ばかりが有名ですが、周りの建物も山岳地帯に建ったキテレツな建物ばかり。遠くても行く価値はあります。
バブル建築その2。全フロア吹き抜けというイカれた設計。これも今日ではもう作れないでしょう。最上階近くは飲食店街になってます。
元保険会社のビルを区役所として活用。豪華な建築を一般市民がいつでも楽しめるという大変な幸運な状況になっています。一見モダニズムのように見えて装飾的な内観も楽しいです。
菱形だけでこんなにバリエーション豊かな光景が作れるのかと驚きます。中も菱形だらけです。
首都圏の建築ベスト10 – 博司のナンコレ美術体験2018年10月18日 1:36 AM /
[…] 東京編に加えて、首都圏編も作ってみました。 […]