2018年9月23日
  • 日々観た展覧会や関連書籍の批評をしていきます。

★アットホームな反権力。「万人受けはあやしい 時代を戯画いた絵師 貝原浩」

江古田古美術&ギャラリー古藤「万人受けはあやしい 時代を戯画いた絵師 貝原浩」20171117()26()》をみてきました。

こちらのギャラリーは初訪問ですが、以前から個性的な展覧会をやっていたようです。過去のイベントでは昭和天皇をコラージュした大浦信行さんの展覧会や、東日本大震災にまつわる映画祭をやったりしていたようです。

大浦信行「遠近を抱えて」

またゲストを招いてのトークも充実。今回も「天皇アート論」を書いたアライ=ヒロユキさんなど、硬軟様々な人を招いたみたいです。

そんな極左活動家みたいな展覧会をやりながら雰囲気はアットホームなおばちゃんの集まりみたい。不思議な場所です。

 

 

貝原浩さんは主に雑誌や書籍の挿絵を担当する画家さんです。しかしその依頼は政治的なものが多く、しかも反権力、反自民よりです。

会場でも過去に手掛けた作品が載った書籍、雑誌が置かれていました。




今日でも比較的容易に手に入るのが、このFOR BEGINNERSシリーズ です。日本の暗部を描いているものも多いのですが、なんとなく肩の力が抜けたイラストは内容理解の助けになります。

もっと読みやすいのがこちら。これを見ると政治だけでなく芸能人なども多く描いていることが分かります。

会場には新聞に掲載される軽い内容ではなく、論壇誌むけの業界地図みたいな作品がたくさんありました。

ただより気になったのはこちらのシリーズです。雑誌「出版ニュース」に掲載していた挿絵です。

懐かしい本が紹介されていますね。きんさんぎんさんも懐かしいです。

政治と関係ない本までソッチ系の本に仕立てたりしてます。学校の教科書に載せればいい勉強になりそうですね。

そして本当に関係ない本も。依頼者側から紹介する本の指定はなかったそうで、そのためこんなにもフリーダムになっています。

こちらは劇画(?)調。国鉄民営化の時のイラストです。こういうイラストが何点か紹介されていますが、どの絵もなぜか昭和天皇(右上)が描かれています。

 

普段は普通の展示もやってるみたいですが、僕の印象では結構頻繁にトガったイベントをやってるみたいです。江古田に用がない人も一度行って見る価値あり!ナンコレ度★

 

 

 

 

 

 

 

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