渋谷のNANZUKAでユップ・ファン・リーフランド“TIME TO DIE“《2017年10月21日(土) – 11月18日(土)》を見てきました。
以前も紹介したNANZUKAでまたしてもかっこいい展覧会をやっていました。
ユップ・ファン・リーフランドはベルリン在住のオランダ人アーティスト。日本では初の紹介のようです。
会場に入ってすぐ脇のフォトコラージュ作品。ロバート・ラウシェンバーグを思わせる手法ですが、宇宙や科学技術についてのイメージが多いようです。
そしてこちらがメインと思われる作品です。
コレクションケースを思わせますが、よく見るとリモコンやアナログ形式のケーブル、ビデオテープなど時代遅れの機器ばかりです。そしてビデオテープはなぜか日本語。どこかからもらってきたのでしょうか?
一見整然と並んでいますが、使用感もあり、壊れているものもあります。デッドメディアの墓場を思わせます。
こちらはビデオテープの巨大シルクスクリーン。
足元が本物のビデオテープなのがちょっと笑えます。
遠目にはゲルハルト・リヒターみたいな絵画作品ですが・・・
近づくとアナログモニターに映る虹のようなイメージを作品化しているのが分かります。
画像検索すると海外ではもっと大規模のインスタレーションもやってるみたいです。日本で今後も紹介されると面白くなりそうですね。
かつて廃材アートは圧縮したり電気仕掛けで動くようにしたり、大規模な加工がおこなわれていました。それが今は陳列するだけになっているのが、時代を感じます。
地下深くにあるギャラリーだけに、秘密の祭壇のようで面白い展示でした。ナンコレ度★