2018年6月24日
  • 日々観た展覧会や関連書籍の批評をしていきます。

なんでももじもじ!「え、本?」展

ATELIER MUJI(有楽町)で開催中の「え、本?」展《2017年11月3日(金)~ 12月17日(日)》を見てきました。

ATELIER MUJIは有楽町駅前の無印良品の2階にある展示スペースです。これまでも明和電機などプロダクトと深いかかわりのあるアーティストを紹介してきました。東京屈指のアートの街である銀座でも通勤帰りでも行けるギャラリーは貴重です。

一番惹かれたのは大日本タイポ連合の「なんでももじもじです。

「なんでももじもじ」と唱えると有機物、無機物関係なく何でも文字になる、というだけの絵本ですが、それだけにグラフィックの強度が求められます。

そして方言版根源的な言葉の楽しさがありますね。

もっと面白いのが虫などの小さな生き物。昔の人のこれらの生き物を見たときの不気味さぞわぞわした感じがそのまま擬音のように現れているのが面白いです。「げんざんぼー」とか「がやし」とかそのままウルトラ怪獣やポケモン、妖怪ウォッチに使えそう。

しかし、それ以外の3人の作家さんの作品は「え、本?」というほどのインパクトは感じませんでした。中村至男さんは今年の銀座クリエイションギャラリーG8の展示を見て以来ファンなんですが、今回の「どっとこ どうぶつえん」は割とフツーな印象。それ以上に虫眼鏡でドットを見るという趣向がイマイチです。

展示空間にスペースが空き過ぎているのも気になります。店内で相当人出があり、しかもすぐ表で関連の絵本まで売っているのに、ほとんど人が流れて来てませんでした。

せっかくの超一等地のスペースなので、しっかりスペースを埋めていい展覧会を作ってほしいと思います。

 

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